2015年06月12日
木質ペレット ピュア1号 取り扱いをはじめました
Uuniの最新モデルはこちらをご覧ください
先月、 ケリーケトル(kelly Kettle) と ソロストーブ(solo-stove) の取り扱いを始めました。
そして今月は、Uuni2 ペレットオーブン(Wood-Fired OVEN) が仲間入り。
ブログを見ました!と、通信欄からメッセージをくださる方もいらっしゃり、とても嬉しくそして有り難く思っています。
同時に、木質ペレットに関するご質問も日々増えています。
電脳工房には、チビ薪と称する親指くらいの太さで8cm程度の薪が山ほどあるので、まだやったことが無いのですが、solo-stoveで木質ペレットを使うと、200gで30分ほど燃焼し続けるという記事があちこちにあり、それをご覧になった方なのでしょう。
ペレットは取り扱っていませんか?
ケリーケトル(Kelly Kettle)でペレットは使えますか?
※solo-stoveやUuni2 Wood-Fired OVENのように、ロストルの上で燃焼させ、下部から空気が供給されるような構造の火器では良好に燃焼しますが、ケリーケトル(Kelly Kettle)は側面の穴から吸気しするのでペレット使用には向きません。(表面しか燃焼せず、やがて立ち消えしてしまいます。)
という内容がほとんどです。
先月、 ケリーケトル(kelly Kettle) と ソロストーブ(solo-stove) の取り扱いを始めました。
そして今月は、Uuni2 ペレットオーブン(Wood-Fired OVEN) が仲間入り。
2015/05/22
2015/06/16
ブログを見ました!と、通信欄からメッセージをくださる方もいらっしゃり、とても嬉しくそして有り難く思っています。
同時に、木質ペレットに関するご質問も日々増えています。
電脳工房には、チビ薪と称する親指くらいの太さで8cm程度の薪が山ほどあるので、まだやったことが無いのですが、solo-stoveで木質ペレットを使うと、200gで30分ほど燃焼し続けるという記事があちこちにあり、それをご覧になった方なのでしょう。
ペレットは取り扱っていませんか?
ケリーケトル(Kelly Kettle)でペレットは使えますか?
※solo-stoveやUuni2 Wood-Fired OVENのように、ロストルの上で燃焼させ、下部から空気が供給されるような構造の火器では良好に燃焼しますが、ケリーケトル(Kelly Kettle)は側面の穴から吸気しするのでペレット使用には向きません。(表面しか燃焼せず、やがて立ち消えしてしまいます。)
という内容がほとんどです。
今回、Uuni2 ペレットオーブン(Wood-Fired OVEN)の取扱いを開始し、いつものように試用しレポートするにあたり、私も困ってしまいました。そういえば松本近辺でペレットが売られているのを見た事が無いけれど、どこで買えば良いのだろう?
ペレットの多くは間伐材や製材に関連して出た端材が使われますので、山や森だらけの信州で入手先が見付からないのでは、都会の皆さんが入手に困るのは道理です。それこそ多くの方は通称「密林」でお買い求めになる事を選ぶでしょうし、私もポチっとしかけました。
一般社団法人 木質ペレット協会のホームページを見ると、長野県では上伊那森林組合が製造している事を知りました。そこからバイオマス事業部、小売り向けに小分けしている事業所、そして物販の部門を転々とし、ようやく購入に漕ぎ着ける事ができ、担当くださった方と所長さんが、以前、松本市内のキャンプ場に配属されていたそうで話しが弾み、様々なお話しをお伺いする事ができました。
途中、小売りしている店舗も見付かったのですが、松本市の規模の割りには取扱店が少なく、薪ストーブやペレットストーブを取り扱っているのにペレット自体を取り扱っていない業者も多数ある事にいささか驚きました。24万人強の松本市、9.9万人強の安曇野市、6.7万人弱の塩尻市を足すと40万人を超えるのに、ネットで調べた限りでは10軒に満たないのです。
そこから更に他府県も調べていくと同じような状況。ペレットって思いの外浸透していないのかな?と思っていた矢先、以前お米やさんをやっていて、炭なども一緒に取り扱っていた方からの驚愕の言葉、「ペレットって全然利益が無く、右から左みたいな商売、沢山入れて人を増やすと赤字になるし、冬しか売れないから扱いが悪い。」とか、「同じ重さで同じくらいの嵩なのに、ややもすると米の1/10の値段だから保管場所に困る。」などなど。
ここで知らん顔できれば、電脳工房ももっと大きくなり繁盛していたのかもしれませんが、いつもの悪い癖が出てしまいました。
バイオマスエネルギーは、燃焼により生じる二酸化炭素が森の木々の光合成で使われ、その木々が育って木材やバイオマスエネルギーになるという考えから、二酸化炭素の排出量に加算されません。木が燃える時に出る二酸化炭素は、その木が蓄えてきた(使ってきた)二酸化炭素以下であるという表現を使う方もいらっしゃいます。
環境への貢献ができるのだったら、微力ながらも出来る所まではやってみようかな?という思いと、商品をお買い求めくださったお客さまに、同時に燃料もお届けできればという気持ちから、小売店ではなく販売元へと足を向ける事になったのです。
確かに元お米やさんが言う通り、アルバイトスタッフが30kmほど往復し、最大積載量350kgのClipperに満載してきても赤字、1,250kgのハイエースに満載してきてようやく何とかなる程度、しかしフォークリフトが無いので手積み&手卸し、多くの販売店が同じような事情で四苦八苦されているそうです。
電脳工房は国道に面しており、通勤時間帯は渋滞が生じる地域でもありますので、看板の一角に「ペレット取扱店」と書くだけで充分宣伝効果はあると思うのですが…
ペレットストーブをお使いになっている方は、まとめ買いをする方が多く、冬になると需要も集中し、販売元まで毎日のように往復しなければならないようなこともあるそうです。何分暖房に使うので無いという訳にも行かず、重労務と期間的な人手不足に陥ることを、 逆に心配されてしまいまいました。
10月からのシーズン・インまでに考えることにして、とりあえず見切り発車という感じです。
木質ペレット ピュア1号 10kg
通販の場合、最初の一袋だけ+200円になっています。本気で梱包資材費も出てこない状況なのでご了承ください。それでも、右から左という感じですので、お目に留まるアウトドア用品がありましたら、お買い求めいただけるととても嬉しいです。
ペレットにはホワイト/全木/バーグの3種類があります。
ピュア1号は全木で、カラマツやアカマツの樹皮も含めた丸ごとペレットにしていますので、やや茶色がかっています。
ホワイトに比べて熱量が低く灰が多目な半面価格が安い、一般的にそう評価される事が多い全木ですが、ピュア1号は最高ランクのAを認証されています。灰の量や熱量などをそれぞれ評価し、一つでもBランクがあれば総評もBになるので、その点も及第点というわけです。
画像は私たちがいつも使っている間伐材を薪にしたもので、かれこれ一年乾燥させています。
「カラマツやアカマツは樹皮が薄く良く燃えるので、全木でもホワイトと遜色ない。」という言葉は充分頷けます。
針葉樹は火力は強いけれど、あっという間に燃えてしまうということが良く言われますが、成長が早い針葉樹は広葉樹に比べて軽くて密度が低いことも原因の一つです。ペレットにすることで圧縮されますので、その差はぐっと縮まり心配には及びません。
間伐材の丸太を粉砕・乾燥・成形・冷却を経て梱包、圧縮する際に木材の構成成分リグニンが軟化して接着剤のような役割を果たして固められた、天然成分100%の優しい燃料です。
ホワイトより全木、全木より樹皮から作られたバーグはリグニンの量が減っていきますので、きちんと固める事ができずに接着成分を配合させることがあります。ペレットストーブの中にはホワイトでなければNGという物もありますが、熱量の問題と併せてその接着成分が理由になっていることもあり、コストダウンの為に試用したけれど全く問題無く、そのまま使い続けているという方もいらっしゃるそうです。
接着成分不使用で熱量は充分、認証も併せてバーグ寄りの全木ではなく、ホワイト寄りの全木といっても過言ではないと思います。
ペレットの多くは間伐材や製材に関連して出た端材が使われますので、山や森だらけの信州で入手先が見付からないのでは、都会の皆さんが入手に困るのは道理です。それこそ多くの方は通称「密林」でお買い求めになる事を選ぶでしょうし、私もポチっとしかけました。
一般社団法人 木質ペレット協会のホームページを見ると、長野県では上伊那森林組合が製造している事を知りました。そこからバイオマス事業部、小売り向けに小分けしている事業所、そして物販の部門を転々とし、ようやく購入に漕ぎ着ける事ができ、担当くださった方と所長さんが、以前、松本市内のキャンプ場に配属されていたそうで話しが弾み、様々なお話しをお伺いする事ができました。
途中、小売りしている店舗も見付かったのですが、松本市の規模の割りには取扱店が少なく、薪ストーブやペレットストーブを取り扱っているのにペレット自体を取り扱っていない業者も多数ある事にいささか驚きました。24万人強の松本市、9.9万人強の安曇野市、6.7万人弱の塩尻市を足すと40万人を超えるのに、ネットで調べた限りでは10軒に満たないのです。
そこから更に他府県も調べていくと同じような状況。ペレットって思いの外浸透していないのかな?と思っていた矢先、以前お米やさんをやっていて、炭なども一緒に取り扱っていた方からの驚愕の言葉、「ペレットって全然利益が無く、右から左みたいな商売、沢山入れて人を増やすと赤字になるし、冬しか売れないから扱いが悪い。」とか、「同じ重さで同じくらいの嵩なのに、ややもすると米の1/10の値段だから保管場所に困る。」などなど。
ここで知らん顔できれば、電脳工房ももっと大きくなり繁盛していたのかもしれませんが、いつもの悪い癖が出てしまいました。
バイオマスエネルギーは、燃焼により生じる二酸化炭素が森の木々の光合成で使われ、その木々が育って木材やバイオマスエネルギーになるという考えから、二酸化炭素の排出量に加算されません。木が燃える時に出る二酸化炭素は、その木が蓄えてきた(使ってきた)二酸化炭素以下であるという表現を使う方もいらっしゃいます。
環境への貢献ができるのだったら、微力ながらも出来る所まではやってみようかな?という思いと、商品をお買い求めくださったお客さまに、同時に燃料もお届けできればという気持ちから、小売店ではなく販売元へと足を向ける事になったのです。
確かに元お米やさんが言う通り、アルバイトスタッフが30kmほど往復し、最大積載量350kgのClipperに満載してきても赤字、1,250kgのハイエースに満載してきてようやく何とかなる程度、しかしフォークリフトが無いので手積み&手卸し、多くの販売店が同じような事情で四苦八苦されているそうです。
電脳工房は国道に面しており、通勤時間帯は渋滞が生じる地域でもありますので、看板の一角に「ペレット取扱店」と書くだけで充分宣伝効果はあると思うのですが…
ペレットストーブをお使いになっている方は、まとめ買いをする方が多く、冬になると需要も集中し、販売元まで毎日のように往復しなければならないようなこともあるそうです。何分暖房に使うので無いという訳にも行かず、重労務と期間的な人手不足に陥ることを、 逆に心配されてしまいまいました。
10月からのシーズン・インまでに考えることにして、とりあえず見切り発車という感じです。
木質ペレット ピュア1号 10kg
通販の場合、最初の一袋だけ+200円になっています。本気で梱包資材費も出てこない状況なのでご了承ください。それでも、右から左という感じですので、お目に留まるアウトドア用品がありましたら、お買い求めいただけるととても嬉しいです。
ペレットにはホワイト/全木/バーグの3種類があります。
ピュア1号は全木で、カラマツやアカマツの樹皮も含めた丸ごとペレットにしていますので、やや茶色がかっています。
ホワイトに比べて熱量が低く灰が多目な半面価格が安い、一般的にそう評価される事が多い全木ですが、ピュア1号は最高ランクのAを認証されています。灰の量や熱量などをそれぞれ評価し、一つでもBランクがあれば総評もBになるので、その点も及第点というわけです。
画像は私たちがいつも使っている間伐材を薪にしたもので、かれこれ一年乾燥させています。
「カラマツやアカマツは樹皮が薄く良く燃えるので、全木でもホワイトと遜色ない。」という言葉は充分頷けます。
針葉樹は火力は強いけれど、あっという間に燃えてしまうということが良く言われますが、成長が早い針葉樹は広葉樹に比べて軽くて密度が低いことも原因の一つです。ペレットにすることで圧縮されますので、その差はぐっと縮まり心配には及びません。
間伐材の丸太を粉砕・乾燥・成形・冷却を経て梱包、圧縮する際に木材の構成成分リグニンが軟化して接着剤のような役割を果たして固められた、天然成分100%の優しい燃料です。
ホワイトより全木、全木より樹皮から作られたバーグはリグニンの量が減っていきますので、きちんと固める事ができずに接着成分を配合させることがあります。ペレットストーブの中にはホワイトでなければNGという物もありますが、熱量の問題と併せてその接着成分が理由になっていることもあり、コストダウンの為に試用したけれど全く問題無く、そのまま使い続けているという方もいらっしゃるそうです。
接着成分不使用で熱量は充分、認証も併せてバーグ寄りの全木ではなく、ホワイト寄りの全木といっても過言ではないと思います。
タグ :木質ペレット
Posted by 電脳職人 at 11:35│Comments(0)
│火器
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