2014年05月01日
ホワイトガソリン節約術 (No-Spill 1415 5L)
皆さんは、ホワイトガソリンは何をお使いですか?
長らくColemanの4L缶を購入し、フィラーやファンネルを使ってきましたが、やがてコストを考え一斗缶で購入した物を、4Lの空き缶や携行缶に移し替えるようになりました。
一斗缶からの小分けは、専用のスタンド+一斗缶用のノズルを装着しているのでいたって快適なのですが、ちょっと油断すると溢してしまいます。
大抵はファンネルのストレーナーが邪魔をしてなかなか入っていかないので、せっかちなことをしてしくじったり、容器の口が狭く満タン状態が判り難いので気が付くとファンネルを抜くと溢れる量になっています。

ある日、YAZAWAのM90(0.9L)という携行缶を知った時には狂喜乱舞しました。
充填時の開口が広いので充填が楽で量も容易に視認できる。
ステンレス製なので携行しても凸凹にならない
ノズルが内蔵されているので他に何も要らない(Colemanのホワイトガソリン機器へも、コツを掴めば溢さず給油できます。)
携行缶としてガソリンスタンドでも直接給油して貰えるUN規格
正に良いことずくめです。
3個ほど購入し、連泊でも大抵はそれで事足りるようになり、以来知人・友人をはじめご縁があった皆さまに、事ある毎にお勧めし好評をいただいてきました。
問題はグループキャンプ等で消費量が多い時です。
全て満タンにして持っていっても、携行缶だけでは足りず、4L缶を追加することがしばしば有り、結局、一斗缶から4L缶に移し替える時に溢し、そこから器具やM90に移し替える時に溢し… 頻度こそ激減したものの、この呪縛から逃れることはできずにいました。
フィラーのジョイント部分から漏れて不快になったり、満タン時はそこそこ重量がある4L缶を逆さにしながら、勝手が悪いフィラーを押しつけたり、ファンネルのヘリに缶の口を押し当てるといった作業が憂鬱な方も少なくないでしょうし、「給油はお父さんの作業」も、割と当たり前に定着していると思います。
こういうものだと割り切っていたのですが、ある日ケロシン(灯油ストーブ)用の携行缶を探していて、Youtubeで見つけた動画がこれ、目からウロコが落ちる思いでした。
若い頃、秋葉原の駅前で野菜のスライサーや刃物研ぎの実演販売をしている親父さんが、それはそれは見事に使ってみせるので、その気になって購入したものの、商品自体が違うのではないかと思うくらい使い勝手が悪く、結局お蔵入りしたなんて事を思い出しました。
大柄な女性なので力に物を言わせて楽そうに見せているのではないかとか、散々訓練をした成果としてチョロく見せられているのではないかとか、外国産の当たり外れの多さなど不安要素は山盛り、オークションやAmazon等では散見しますが、国内未発売なのでレビューの少なさもドキドキ感を増幅させてくれました。

口は普通のポリタンク並に大きく、前後は透明になっているので残量も一目でわかり(これはポイント高いです)、一斗缶からの移し替えはすこぶる楽です。

ノズル部分が容易に弛んで脱離しないよう、ロックが付いています。

ノズル先端にはステンレスのストレーナー(メッシュ)が装備されていて、不純物が器具に混入することも多少なり防いでくれます。
特筆すべきは中央の空気穴で、通常のタンクは給油側とは別に気抜きがあり、そこを緩めて給油する物が多いのですが、No-Spillは入っていった燃料の分だけここからエアーを逃がしますので、気抜きを緩める手間が無ければ、ゴボゴボ吹き返すのもかなり抑えられます。
また、ノズル先端まで油面がくると、この空気穴が塞がれるので給油がストップされ、油面が下がるとまた再開されます。要するにノズル先端位置だけ気をつけていれば、ファンネル等から溢れることが無いのです。
ケロシン(灯油)でも便利です
普通のストーブへの給油は全く問題ありませんが、僕が使っているTOYOTOMIのレインボーランタンン(レインボーストーブと基本的には同じ)の類は、給油口が小さくノズルサイズがギリギリ合うくらい。通常のノズルだと隙間を開けて空気を逃がしながらの給油になりますが、ここに空気穴があることで、密着させることができますので、溢すことなく給油ができます。
ノズルに多少の残留があるので、ボタンをリリースしたあとで一呼吸置いてから離す必要はありますが、灯油ポンプを持ち歩く必要が無いし、ホースに残った灯油をぶちまけたり、抜いたポンプの扱いに困ることもありません。

唯一の難点は、ノズル先端が突出しているので、キャンプなどで車載する際は置き場所を考えなければならないことです。

幸い、ノズルを回転させれば突出は少なくなりますし、ボタン左右のガードが、給油ボタンが不用意に押されることを防いでくれます。
そんなこんなで、何ら練習も要さず、いきなり動画のように快適に扱えたNo-Spillの登場は、我が家のホワイトガソリン&ケロシン事情を一変させました。
一斗缶からNo-Spillに移し替えてストック、携行缶へ移し替えたり器具に給油したり、時にはそのまま持ち出します。もう他の道具には戻れません。

僕の連れは何でも自分でやってしまう方なのですが、ホワイトガソリンの給油だけは苦手でした。身長が小さい(手が小さい)のでそれも災いしていたのですが、No-Spillの5Lは適度な大きさで、底部分には掴むための凹みで安定して保持でき、ボタンを離せば何時でも給油がストップされるので、損じることなく扱えるようになり、調理好きなので給油頻度が高いバーナーやストーブも、サクサクっと自分でやってくれるようになりました。
そうは言っても、気が付けばダッシュして駆けつけますけれど(笑)
タンクは市販の灯油用ポリタンクより厚手でかなりしっかりしています。
UN規格なので国内各法をクリア(10L以下は樹脂容器でも可)しており、ガソリンスタンドでの給油もOKです。※店舗によっては知識不足や確認の煩わしさから、樹脂容器を一様に断るところもありますのでご注意ください。
タンク側面にはGASOLINEと彫られています。ホワイトガソリンやケロシン(灯油)などを入れた時は、油種違いに充分注意してください。
直射日光を避け冷暗い所に保管… 外遊びに慣れた方たちには言うまでもないことですね。
電脳工房にお立ち寄りいただければ、いつでも実物をご覧になっていただけますのでお気軽にどうぞ!
長らくColemanの4L缶を購入し、フィラーやファンネルを使ってきましたが、やがてコストを考え一斗缶で購入した物を、4Lの空き缶や携行缶に移し替えるようになりました。
一斗缶からの小分けは、専用のスタンド+一斗缶用のノズルを装着しているのでいたって快適なのですが、ちょっと油断すると溢してしまいます。
大抵はファンネルのストレーナーが邪魔をしてなかなか入っていかないので、せっかちなことをしてしくじったり、容器の口が狭く満タン状態が判り難いので気が付くとファンネルを抜くと溢れる量になっています。

ある日、YAZAWAのM90(0.9L)という携行缶を知った時には狂喜乱舞しました。
充填時の開口が広いので充填が楽で量も容易に視認できる。
ステンレス製なので携行しても凸凹にならない
ノズルが内蔵されているので他に何も要らない(Colemanのホワイトガソリン機器へも、コツを掴めば溢さず給油できます。)
携行缶としてガソリンスタンドでも直接給油して貰えるUN規格
正に良いことずくめです。
3個ほど購入し、連泊でも大抵はそれで事足りるようになり、以来知人・友人をはじめご縁があった皆さまに、事ある毎にお勧めし好評をいただいてきました。
問題はグループキャンプ等で消費量が多い時です。
全て満タンにして持っていっても、携行缶だけでは足りず、4L缶を追加することがしばしば有り、結局、一斗缶から4L缶に移し替える時に溢し、そこから器具やM90に移し替える時に溢し… 頻度こそ激減したものの、この呪縛から逃れることはできずにいました。
フィラーのジョイント部分から漏れて不快になったり、満タン時はそこそこ重量がある4L缶を逆さにしながら、勝手が悪いフィラーを押しつけたり、ファンネルのヘリに缶の口を押し当てるといった作業が憂鬱な方も少なくないでしょうし、「給油はお父さんの作業」も、割と当たり前に定着していると思います。
こういうものだと割り切っていたのですが、ある日ケロシン(灯油ストーブ)用の携行缶を探していて、Youtubeで見つけた動画がこれ、目からウロコが落ちる思いでした。
若い頃、秋葉原の駅前で野菜のスライサーや刃物研ぎの実演販売をしている親父さんが、それはそれは見事に使ってみせるので、その気になって購入したものの、商品自体が違うのではないかと思うくらい使い勝手が悪く、結局お蔵入りしたなんて事を思い出しました。
大柄な女性なので力に物を言わせて楽そうに見せているのではないかとか、散々訓練をした成果としてチョロく見せられているのではないかとか、外国産の当たり外れの多さなど不安要素は山盛り、オークションやAmazon等では散見しますが、国内未発売なのでレビューの少なさもドキドキ感を増幅させてくれました。

口は普通のポリタンク並に大きく、前後は透明になっているので残量も一目でわかり(これはポイント高いです)、一斗缶からの移し替えはすこぶる楽です。

ノズル部分が容易に弛んで脱離しないよう、ロックが付いています。

ノズル先端にはステンレスのストレーナー(メッシュ)が装備されていて、不純物が器具に混入することも多少なり防いでくれます。
特筆すべきは中央の空気穴で、通常のタンクは給油側とは別に気抜きがあり、そこを緩めて給油する物が多いのですが、No-Spillは入っていった燃料の分だけここからエアーを逃がしますので、気抜きを緩める手間が無ければ、ゴボゴボ吹き返すのもかなり抑えられます。
また、ノズル先端まで油面がくると、この空気穴が塞がれるので給油がストップされ、油面が下がるとまた再開されます。要するにノズル先端位置だけ気をつけていれば、ファンネル等から溢れることが無いのです。
ケロシン(灯油)でも便利です
普通のストーブへの給油は全く問題ありませんが、僕が使っているTOYOTOMIのレインボーランタンン(レインボーストーブと基本的には同じ)の類は、給油口が小さくノズルサイズがギリギリ合うくらい。通常のノズルだと隙間を開けて空気を逃がしながらの給油になりますが、ここに空気穴があることで、密着させることができますので、溢すことなく給油ができます。
ノズルに多少の残留があるので、ボタンをリリースしたあとで一呼吸置いてから離す必要はありますが、灯油ポンプを持ち歩く必要が無いし、ホースに残った灯油をぶちまけたり、抜いたポンプの扱いに困ることもありません。

唯一の難点は、ノズル先端が突出しているので、キャンプなどで車載する際は置き場所を考えなければならないことです。

幸い、ノズルを回転させれば突出は少なくなりますし、ボタン左右のガードが、給油ボタンが不用意に押されることを防いでくれます。
そんなこんなで、何ら練習も要さず、いきなり動画のように快適に扱えたNo-Spillの登場は、我が家のホワイトガソリン&ケロシン事情を一変させました。
一斗缶からNo-Spillに移し替えてストック、携行缶へ移し替えたり器具に給油したり、時にはそのまま持ち出します。もう他の道具には戻れません。

僕の連れは何でも自分でやってしまう方なのですが、ホワイトガソリンの給油だけは苦手でした。身長が小さい(手が小さい)のでそれも災いしていたのですが、No-Spillの5Lは適度な大きさで、底部分には掴むための凹みで安定して保持でき、ボタンを離せば何時でも給油がストップされるので、損じることなく扱えるようになり、調理好きなので給油頻度が高いバーナーやストーブも、サクサクっと自分でやってくれるようになりました。
そうは言っても、気が付けばダッシュして駆けつけますけれど(笑)
タンクは市販の灯油用ポリタンクより厚手でかなりしっかりしています。
UN規格なので国内各法をクリア(10L以下は樹脂容器でも可)しており、ガソリンスタンドでの給油もOKです。※店舗によっては知識不足や確認の煩わしさから、樹脂容器を一様に断るところもありますのでご注意ください。
タンク側面にはGASOLINEと彫られています。ホワイトガソリンやケロシン(灯油)などを入れた時は、油種違いに充分注意してください。
直射日光を避け冷暗い所に保管… 外遊びに慣れた方たちには言うまでもないことですね。
電脳工房にお立ち寄りいただければ、いつでも実物をご覧になっていただけますのでお気軽にどうぞ!
Posted by 電脳職人 at 13:06│Comments(0)
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