2018年05月25日
切炭(なら) 特価販売します その弐
2018/05/25

搬送や収納に不安が有る七輪ですが、ピッタリサイズのRV-BOXがあるのでバッチリです。
上の二つの箱(実際には底部分へ収納しています)には、それぞれ種類が違う炭が入っています。
片方は火を回す為の炭、もう片方は火持ちが良い成型備長炭や、時には少し贅沢に備長炭を入れています。
さて、今回の本題はこれからです。
「火を回す為の炭」についてお話ししたいと思います。

今回、倉庫を整理していたら、こんな炭が出てきました。

特選切炭と書かれていますが、形は不揃いでかなり大きな塊もあります。

大きさとしてはちょっと使い難そうですが、春先から量販店で山積みにされている炭としては、密度が有って固く、火持ちはとても良さそう。
適度に細かくすれば全く問題無いでしょう。

なぜ仕舞いこんでいたかと言いますと、原産国のマレーシアが引っ掛かったからです。

緑化推進商品との表示がありましたが、このロゴや何をどうやって推進しているのか、当時はNETから情報を得ることが出来ませんでした。
マレーシア・インドネシア・フィリピンなどでは、マングローブの違法伐採が横行し、一時期ものすごい面積が消失しました。

エビ養殖のためにマングローブを伐採
炭作りのための伐採
長年に渡り、それらエビや炭の多くが日本の店頭に並んできました
画像の引用元ブログ「森は文明の前にあった。砂漠はその後にやって来る。」
ブログの著者山本亮(ワイエルフォレスト株式会社)さんが取り組んでいる「植樹プロジェクト」
10年ほど前にそれを知り、由来が判る物を購入するよう努めていたのですが、緑化推進のロゴを見てうっかり買ってしまったのでお蔵入りしたという訳です。
実に面倒な奴だと自分でも思うのですが、自然相手の遊びをしているのですから、いつもどこかで、自然との関わり方を考えていたいなと思っています。
近年、各国政府の取り組みや、先進諸国の助力もあり、違法伐採の取締強化や植樹・管理栽培が為されるようになり、マングローブの回復とともに資源としての適正な活用が進んでいます。
まだまだ完全とは言えないようなので、購買しての経済的な貢献と環境保全、さてどうしたものかと迷う所なのですけれど。
そんな訳で、由来が判るマングローブ炭を見つけた時にはまとめて買い、火を回すために使っているのですが、問題はメーカーによってサイズや品質にばらつきが有りすぎることでした。
経験された方も多いと思いますが、スカスカで火持ちが悪く、熾にならず何時までも炎が上がりっぱなしだったり、硬炭で本来は歓迎できるところなのですが、全然火が付かずに困ったり。
一番困るのは、七輪やユニセラなど、小型の器具には到底見合わない巨大な塊がゴロゴロ入っている物です。
ノコギリで切れ目を入れ、マイナスドライバーでこじれば割れるのですが、手間が掛かっていけません。

積んであった由緒正しきマングローブ炭を、刻んでいる間が無い時は、岩手切炭を好んで使ってきました。

加工されている方はさぞかし大変だろうなと思うのですが、袋の中は隙間なくびっしり、とても綺麗に並べられています。

大き目(太目)の物もありますが、巨大な物は無いので割るのも比較的楽です。
岩手切炭は
そこそこ火持ちが良い
着火性が良く火もよく回る
炎や煙の出方が少ない
品質が安定しているので分量の目安が付けやすく小分けも容易
備長炭のように爆跳することがほとんど無い
といったメリットが挙げられます。
一言で言うと、とてもバランスが良い炭です。
スカスカした感じの炭で、火持ちはマングローブ炭と大差無いか、硬いマングローブ炭と比べると短かめですが、とても安定して燃えるので管理が楽。特に炭を足すときに違いを大きく感じられます。
何より、備長炭と同じく薫りがとても良いんです。
漬け込まれたお肉をガツガツ食べ、ビールをグビグビというスタイルだと判り難いかもしれませんが、ゆっくり楽しんでいると、素材の美味しさと共に、この薫りもご馳走だと感じることが出来ます。
難点はそのお値段。実勢価格は6kgで2,200~2,.400円くらいです。
良いものは高い!のは仕方がないですし、七輪やユニセラでしたら相当持ちますので「ささやかな贅沢」程度です。
間もなく積んであったマングローブ炭が終わるので、岩手切炭一本に絞ろうかなと思っていたところで、今回の話が飛び込んできました。
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