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2016年10月18日

美味しい焼酎の話し

長崎に、久保酒造場という蔵元があり、明治40年(創業)からずっと、青一髪(せいいっぱつ)という麦焼酎だけを造り続けています。

青一髪という名の由来は
江戸後期の儒学者、頼山陽の泊天草洋という題の漢詩からきているそう。

雲耶山耶呉耶越
水天髣髴青一髪
万里泊舟天草洋
煙横蓬窗日漸没
瞥見大魚跳波間
太白当船明似月

ここにある青一髪がそのもので、水平線のことを指しています。

遥か向こうに見えるは
雲か山か、はたまた大陸の呉や越か。
空と水の間は果てしなく広がり
青い一筋の髪のようだ。

一口のむと正にそんな情景が浮かんでくるようです

信州・松本周辺は、アルプスの伏流水に恵まれ、全国でも数少ない税務署に酒税課がある地域で、味噌・醤油と並び日本酒の造り酒屋が沢山あります。

焼酎には馴染みが無く、こだわりも無かった私が、一口で虜になりました。

麦焼酎の風味は「麦チョコ」と例えられることが多いのですが
三年(以上)しっかり熟成された青一髪は
全く別物とも言えます

原料の大麦は諫早産の二条大麦「ニシノチカラ」
年間製造本数は最大25,000本程度
900ml・一升瓶のほか、青く綺麗な瓶に詰められた720mlがあります。

ロックやストレートで味わったあとは、お湯割りをお試しください。
蔵元はもっぱらお湯割りだそうです。

飲んでみると冷やしていると解らない
青一髪の風味が広がります

酒屋で見掛けたり居酒屋に並んでいることがありましたら
ぜひ召し上がってみてください

美味しい焼酎の話し


杜氏と社長を兼ね
瓶詰めなどの実務もこなす久保氏は
2010年に一度松本にお越しくだってからのご縁
実直で精力的なお人柄が
青一髪の旨さにつながっていると感じています

信州・松本では入手困難なので
そんなご縁を伝手に直送していただきました





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Posted by 電脳職人 at 13:18│Comments(0)雑記帳
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