2015年03月03日
屋外でお手軽・お気軽に極上の米を炊く
前回まで3回にわたり、カセットガスで冷やせるクーラーボックス(3W-42G) をお買い求めくださった、あるいはご購入を検討してくださっているお客さまに向け、少々お高い機器ではありますが、レギュレーターを流用することができるので、実質本体は4万円を切り競合他社より遙かにお値打ち、おまけに、LPガス炊飯器さえ準備くだされば格別に美味いお米を炊けるという記事を書きました。かなり端折っていますけれど…
Aileron フロステル 3WAY冷蔵庫(3W-42G) をお持ちの方はこちらをご覧下さい。
今回は、3W-42Gは無用だけれど、美味しいお米が食べたい!という方に向け、要点を纏めたいと思います。
●炊くときの手順とおおよその時間
(1) 通常のお米は白カップ、無洗米はピンクのカップで計量して洗米。
(2) ガス炊飯器にお米を入れ、目安線に合わせて水を入れる。
(3) 夏場30分~寒い時期は60分そのままおいてひやかす(水を充分吸わせる)
(4) ゲージをお米の量に合わせ、スイッチを押して点火。
(5) 約15分後スイッチが切れるので、そのまま15分以上蒸らす(放置する)。
以上で出来上がり。お米をほぐして召し上がれ。
5合を炊いた時の様子はこんな感じです。
炊飯時間は実質15分、カセットボンベ(CB缶)の消費量は25g=1/10、3本300円ほどで並んでいるガスでしたら、一回のコストは僅か10円ほど、ホワイトガソリンやガスバーナーを使うより、ずっと経済的ですね。
●必要な物
(1) レギュレーター(安定器)
ガスを安定供給するための器具。ガスを消費したり、スイッチが切れるなど、様々な状況の変化に合わせて流量を調整します。
電脳工房で取り扱っているレギュレーターは、アウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)用ですが、アダプターが付属しているのでカセットボンベ(CB缶)でも使う事ができます。
変換アダプターという名称で販売されていて、お馴染みの方も多いと思います。
(2) LPガス用ホース
必ずオレンジ色のLPガス用を使ってください。
品質の違いというより、ガス種を誤って繋げることによる事故を防ぐ為の色分け要素が大きいです。
電脳工房で取り扱っているLPガスホースは、3W-42Gに標準添付されている物と同じ(0.5m)です。
(3) ガス炊飯器
LPガス用でしたら種類は選びませんが、最近のモデルは非常にコンパクトになっています。
ジャー(保温)機能が付いている物は、AC100を繋げないと炊飯すらできません。
屋外や防災用品としてお使いになる場合は、必ずジャー機能が付いていない(AC100コードが無い)モデルをお選びください。
私はリンナイのこがまる 1~5.5合用を送料込み11,000円で購入しました。(2015.02末現在/製造年月も2015.02でした)
お値打ちな商品が見付からなかったり、適したモデルがお判りにならない時は、遠慮なくお問い合せください。
(4) カセットボンベ(CB缶)またはアウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)
電脳工房で取り扱っているレギュレーター(安定器)をお使いいただけば両方使えます。
器具の値段だけ弾き出すと
レギュレーター(安定器)+ホース+近県(長野県)からの送料合計 7,000円程度←3W-42Gがあればこれが浮きます。
こがまる 1~5.5合 11,000円
合計 18,000円+振込手数料程度
2連のアダプター付きで24,000円前後という商品や、中には同じ構成の商品を27,000円前後で販売しているショップ(というより民家のようですけれど)もありますが、2万円を切るとぐっと身近に感じませんか?
ただし、炊飯と精々コンロを使うかな?という程度でしたらこれで充分ですが、他の器具も含めて大量に使用したり、別荘やキャンピングカーでプロパンガスの代わりに使う予定があったら、最初から2連や4連のアダプターを購入されるのが得策です。
カセットボンベ(CB缶)転倒防止のため ガスカートリッジホルダー を使うと安心です。800円弱のパーツですし、アウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)でも使える汎用ですから、一個有ると便利だと思います。
ホースを直結しても全く問題なく使えますが、屋外での炊飯だとか防災用品でと考えると、ホースは手軽に脱着できる方が便利、こんなパーツが出ています。
カクダイ製品もありますが、少しだけリーズナブルなのでハーマン製品を使いました。
その名も「カチット」、名実共にカチットそのものです。
http://www.harman.co.jp/important/safe/toritsuke.html
炊飯器(器具)側はJG400C
差し込んで付属のホースバンドを締め込むだけの手軽さです。
レギュレーター側はJG300C
付属のバンドを通してからホースへ差し込みます。
バンドは熱収縮タイプになっているので、熱湯を掛けたりドライヤーで炙って縮めると、縮みながらプラスチックパーツのように固くなってホースを固定してくれます。
これで保管や移動時は外すことができますので、収納袋に納めて炊飯器の中へ入れてしまっても良いですね。
このカチットが2点で1,200円程度。ホームセンターで購入できます。
これだけ全部整え、いわばフル装備にしても2万円で納まります。
天災が極めて少ないので、のほほんとしている方が多い信州・松本ですが
東北の震災時には北信の栄村で地震による大規模な被災
昨年
長野県木曽郡南木曽町で土石流災害の発生
白馬村では地震のため73件が全半壊
そして昨日は、5時半頃から10時過ぎまで、最大38万戸もの広域かつ大規模な停電に見舞われるなど落ち着かないことが多々ありました。
防災意識が少しずつですが高まってきており、アウトドア用品を防災用品という観点から、お買い求めくださるお客さまも増えています。
今回のこの記事は、レギュレーター(安定器)の販売というよりも、リンナイやパロマのガス炊飯器の営業みたいになってしまっていますが ^^; 、とても便利で美味しいお米が炊けるのは間違いなく、何よりも、万が一という時には停電していようが風雨で条件が悪かろうが、他のどの手段より確実に主食であるご飯が確保できるという点では、防災用品としては非常に有効な器具と言えます。
炊飯の手間を考えると億劫で、キャンプの晩に少し多めに炊き、結局毎度朝はその残りを炒飯にしたり雑炊にしたりという方は少なくないと思います。炊飯の手軽さはその都度適量を炊くのも苦になりませんから、無駄なくいつでも美味しいご飯にありつけます。
嬉しいことが結構多めの「屋外でお手軽・お気軽に極上の米が炊けるセット」ですが、ただお蔵入りさせておいてもイザという時に調子が悪かったり、使い物にならない事も多いのが道具の常です。
普段から大いに使い、調子を確かめておきましょう。
さて私は決算処理がようやく終わった今週末、こがまるを持ってどこへ防災訓練に行きましょうか(笑)
Aileron フロステル 3WAY冷蔵庫(3W-42G) をお持ちの方はこちらをご覧下さい。
今回は、3W-42Gは無用だけれど、美味しいお米が食べたい!という方に向け、要点を纏めたいと思います。
●炊くときの手順とおおよその時間
(1) 通常のお米は白カップ、無洗米はピンクのカップで計量して洗米。
(2) ガス炊飯器にお米を入れ、目安線に合わせて水を入れる。
(3) 夏場30分~寒い時期は60分そのままおいてひやかす(水を充分吸わせる)
(4) ゲージをお米の量に合わせ、スイッチを押して点火。
(5) 約15分後スイッチが切れるので、そのまま15分以上蒸らす(放置する)。
以上で出来上がり。お米をほぐして召し上がれ。
5合を炊いた時の様子はこんな感じです。
炊飯時間は実質15分、カセットボンベ(CB缶)の消費量は25g=1/10、3本300円ほどで並んでいるガスでしたら、一回のコストは僅か10円ほど、ホワイトガソリンやガスバーナーを使うより、ずっと経済的ですね。
●必要な物
(1) レギュレーター(安定器)
ガスを安定供給するための器具。ガスを消費したり、スイッチが切れるなど、様々な状況の変化に合わせて流量を調整します。
電脳工房で取り扱っているレギュレーターは、アウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)用ですが、アダプターが付属しているのでカセットボンベ(CB缶)でも使う事ができます。
変換アダプターという名称で販売されていて、お馴染みの方も多いと思います。
(2) LPガス用ホース
必ずオレンジ色のLPガス用を使ってください。
品質の違いというより、ガス種を誤って繋げることによる事故を防ぐ為の色分け要素が大きいです。
電脳工房で取り扱っているLPガスホースは、3W-42Gに標準添付されている物と同じ(0.5m)です。
(3) ガス炊飯器
LPガス用でしたら種類は選びませんが、最近のモデルは非常にコンパクトになっています。
ジャー(保温)機能が付いている物は、AC100を繋げないと炊飯すらできません。
屋外や防災用品としてお使いになる場合は、必ずジャー機能が付いていない(AC100コードが無い)モデルをお選びください。
私はリンナイのこがまる 1~5.5合用を送料込み11,000円で購入しました。(2015.02末現在/製造年月も2015.02でした)
お値打ちな商品が見付からなかったり、適したモデルがお判りにならない時は、遠慮なくお問い合せください。
(4) カセットボンベ(CB缶)またはアウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)
電脳工房で取り扱っているレギュレーター(安定器)をお使いいただけば両方使えます。
器具の値段だけ弾き出すと
レギュレーター(安定器)+ホース+近県(長野県)からの送料合計 7,000円程度←3W-42Gがあればこれが浮きます。
こがまる 1~5.5合 11,000円
合計 18,000円+振込手数料程度
2連のアダプター付きで24,000円前後という商品や、中には同じ構成の商品を27,000円前後で販売しているショップ(というより民家のようですけれど)もありますが、2万円を切るとぐっと身近に感じませんか?
ただし、炊飯と精々コンロを使うかな?という程度でしたらこれで充分ですが、他の器具も含めて大量に使用したり、別荘やキャンピングカーでプロパンガスの代わりに使う予定があったら、最初から2連や4連のアダプターを購入されるのが得策です。
カセットボンベ(CB缶)転倒防止のため ガスカートリッジホルダー を使うと安心です。800円弱のパーツですし、アウトドア用ガスカートリッジ(OD缶)でも使える汎用ですから、一個有ると便利だと思います。
ホースを直結しても全く問題なく使えますが、屋外での炊飯だとか防災用品でと考えると、ホースは手軽に脱着できる方が便利、こんなパーツが出ています。
カクダイ製品もありますが、少しだけリーズナブルなのでハーマン製品を使いました。
その名も「カチット」、名実共にカチットそのものです。
http://www.harman.co.jp/important/safe/toritsuke.html
炊飯器(器具)側はJG400C
差し込んで付属のホースバンドを締め込むだけの手軽さです。
レギュレーター側はJG300C
付属のバンドを通してからホースへ差し込みます。
バンドは熱収縮タイプになっているので、熱湯を掛けたりドライヤーで炙って縮めると、縮みながらプラスチックパーツのように固くなってホースを固定してくれます。
これで保管や移動時は外すことができますので、収納袋に納めて炊飯器の中へ入れてしまっても良いですね。
このカチットが2点で1,200円程度。ホームセンターで購入できます。
これだけ全部整え、いわばフル装備にしても2万円で納まります。
天災が極めて少ないので、のほほんとしている方が多い信州・松本ですが
東北の震災時には北信の栄村で地震による大規模な被災
昨年
長野県木曽郡南木曽町で土石流災害の発生
白馬村では地震のため73件が全半壊
そして昨日は、5時半頃から10時過ぎまで、最大38万戸もの広域かつ大規模な停電に見舞われるなど落ち着かないことが多々ありました。
防災意識が少しずつですが高まってきており、アウトドア用品を防災用品という観点から、お買い求めくださるお客さまも増えています。
今回のこの記事は、レギュレーター(安定器)の販売というよりも、リンナイやパロマのガス炊飯器の営業みたいになってしまっていますが ^^; 、とても便利で美味しいお米が炊けるのは間違いなく、何よりも、万が一という時には停電していようが風雨で条件が悪かろうが、他のどの手段より確実に主食であるご飯が確保できるという点では、防災用品としては非常に有効な器具と言えます。
炊飯の手間を考えると億劫で、キャンプの晩に少し多めに炊き、結局毎度朝はその残りを炒飯にしたり雑炊にしたりという方は少なくないと思います。炊飯の手軽さはその都度適量を炊くのも苦になりませんから、無駄なくいつでも美味しいご飯にありつけます。
嬉しいことが結構多めの「屋外でお手軽・お気軽に極上の米が炊けるセット」ですが、ただお蔵入りさせておいてもイザという時に調子が悪かったり、使い物にならない事も多いのが道具の常です。
普段から大いに使い、調子を確かめておきましょう。
さて私は決算処理がようやく終わった今週末、こがまるを持ってどこへ防災訓練に行きましょうか(笑)
Posted by 電脳職人 at 17:07│Comments(0)
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