2024年03月19日
レーザープリンター修理 (OKI)
経理事務員の妻からLINEで連絡が来ました
勤務時間中に私用で連絡してくることは滅多にないので嫌な予感しかしません(笑)
案の定、勤務先の使用頻度が高いレーザープリンターが壊れてしまい、大層困っているとのこと。
買い替えも視野に入れていたようですが、打たれ強く使い易いことに加え、先日高額な部品を交換したばかりなので、修理できれば使い続けたいとのこと。
この間、メーカーの修理窓口や販売店にも相談したものの、前者は点検するだけでもそれなりの金額、後者も新しいプリンターをと勧められたとのこと。
もっともな話しではありますが、昭和生まれの私は故障したら修理して、お手上げ状態になったら買い替えるということが当たり前で、街の電気屋さんもTVや洗濯機を普通に直してくださるところが沢山ありました。
修理を試みてダメだったら新しい物を購入するということだったので預かりました
症状は
電源を入れた時にけたたましい音がする
印刷していてもガガガガと激しい音がして数枚でジャムしてしまう
このての機器はフタを開けているとエラーが出て動作確認すら出来ないので、先ずはそのまま音を聞いて発生場所の特定をと思いましたが、共鳴してしまい叶いませんでした。
昔の器具はネジを弛めればパカパカ外れたのですが、今どきの器具は組立時の効率化だけでなく、開けてくれるなという意思表示もあるような感じで、ちょっと難易度が高い填め殺しになっている所が多いので、神経を尖らせながらセンサーのチェックが無い部分を慎重に外していきました。
先ず疑ったのは異物の混入
紙を留めていたクリップだとか、時には何故入ったのか解らない物まで入り込んでいることがあります。
余談ですが、洗濯機の洗濯槽を外してクリーニングした方が、おびただしい量の下着や靴下が出て来てビックリしたなんて投稿していましたっけ。
どうやら異物混ではなさそうなので、剥き身になった状態で動作を確認してみると…
音の出所はここ
拡大するとこんな感じ。
熱定着ドラムを接続するギアの溝に、紙の細かいクズが積り、グリスでカチカチになっていました。
保守契約していれば、都度ここもクリーニングされていたのかもしれませんし、とにかく使用頻度が高かったそうなので、想定外の積もり方をしたのかもしれません。
ドラム側をチェックすると結構ヤレています
素材自体デッドストックだったのでは?と思えるくらい劣化している感じでした。
今までこのてのドラムは色々回してきましたが、かなり固かったのでドラム自体の問題もあったのかもしれません。
何とか回してみると、ヤレヤレ、これはガガガと音がする訳です。
22,000円の熱定着ドラムを交換すれば使えるようになると思われると原因を特定し、幸い本体側のギアに損傷は無かったのでクリーニングして戻しました。
開けると動かなくなる機器で、自身で使ったことが無い物なので、かなり遠回りをしてしまいましたが、解ってしまえば簡単な事でした。
事例としてはありがちな事ですので、保守契約をしていないとか切れてしまった機器をお使いの方は、トナーや熱定着ドラムを交換される際、この辺りのチェック(清掃)もお忘れなく!
ちなみに、最近の掃除機のフィルターはかなり性能が良くなっていますが、トナーはカーボンですので漏れがあるとモーターの故障に繋がりますので、吸うよりブローや拭き取った方が無難な場合も多いと思います。
トナーがこぼれているからと、安易に掃除機で吸うことは避けましょう。
そして数日後、熱定着ドラムが届き、セットしてみると何事も無かったかのようにプリントできたとの連絡がありました。
めでたし、めでたし。
年金を受け取るようになったら、どこかの会社に用務員として雇って貰おうかな(笑)
かなり持つ部品なので、再利用することがあるかどうかは定かでな無いですし、回転時の重さも気になるのですが、壊れた物を預かって時間がある時に3Dプリンターでギアを作って交換しておくことにします。
勤務時間中に私用で連絡してくることは滅多にないので嫌な予感しかしません(笑)
案の定、勤務先の使用頻度が高いレーザープリンターが壊れてしまい、大層困っているとのこと。
買い替えも視野に入れていたようですが、打たれ強く使い易いことに加え、先日高額な部品を交換したばかりなので、修理できれば使い続けたいとのこと。
この間、メーカーの修理窓口や販売店にも相談したものの、前者は点検するだけでもそれなりの金額、後者も新しいプリンターをと勧められたとのこと。
もっともな話しではありますが、昭和生まれの私は故障したら修理して、お手上げ状態になったら買い替えるということが当たり前で、街の電気屋さんもTVや洗濯機を普通に直してくださるところが沢山ありました。
修理を試みてダメだったら新しい物を購入するということだったので預かりました
症状は
電源を入れた時にけたたましい音がする
印刷していてもガガガガと激しい音がして数枚でジャムしてしまう
このての機器はフタを開けているとエラーが出て動作確認すら出来ないので、先ずはそのまま音を聞いて発生場所の特定をと思いましたが、共鳴してしまい叶いませんでした。
昔の器具はネジを弛めればパカパカ外れたのですが、今どきの器具は組立時の効率化だけでなく、開けてくれるなという意思表示もあるような感じで、ちょっと難易度が高い填め殺しになっている所が多いので、神経を尖らせながらセンサーのチェックが無い部分を慎重に外していきました。
先ず疑ったのは異物の混入
紙を留めていたクリップだとか、時には何故入ったのか解らない物まで入り込んでいることがあります。
余談ですが、洗濯機の洗濯槽を外してクリーニングした方が、おびただしい量の下着や靴下が出て来てビックリしたなんて投稿していましたっけ。
どうやら異物混ではなさそうなので、剥き身になった状態で動作を確認してみると…
音の出所はここ
拡大するとこんな感じ。
熱定着ドラムを接続するギアの溝に、紙の細かいクズが積り、グリスでカチカチになっていました。
保守契約していれば、都度ここもクリーニングされていたのかもしれませんし、とにかく使用頻度が高かったそうなので、想定外の積もり方をしたのかもしれません。
ドラム側をチェックすると結構ヤレています
素材自体デッドストックだったのでは?と思えるくらい劣化している感じでした。
今までこのてのドラムは色々回してきましたが、かなり固かったのでドラム自体の問題もあったのかもしれません。
何とか回してみると、ヤレヤレ、これはガガガと音がする訳です。
22,000円の熱定着ドラムを交換すれば使えるようになると思われると原因を特定し、幸い本体側のギアに損傷は無かったのでクリーニングして戻しました。
開けると動かなくなる機器で、自身で使ったことが無い物なので、かなり遠回りをしてしまいましたが、解ってしまえば簡単な事でした。
事例としてはありがちな事ですので、保守契約をしていないとか切れてしまった機器をお使いの方は、トナーや熱定着ドラムを交換される際、この辺りのチェック(清掃)もお忘れなく!
ちなみに、最近の掃除機のフィルターはかなり性能が良くなっていますが、トナーはカーボンですので漏れがあるとモーターの故障に繋がりますので、吸うよりブローや拭き取った方が無難な場合も多いと思います。
トナーがこぼれているからと、安易に掃除機で吸うことは避けましょう。
そして数日後、熱定着ドラムが届き、セットしてみると何事も無かったかのようにプリントできたとの連絡がありました。
めでたし、めでたし。
年金を受け取るようになったら、どこかの会社に用務員として雇って貰おうかな(笑)
かなり持つ部品なので、再利用することがあるかどうかは定かでな無いですし、回転時の重さも気になるのですが、壊れた物を預かって時間がある時に3Dプリンターでギアを作って交換しておくことにします。
Posted by 電脳職人 at 12:30│Comments(0)
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