2014年06月02日
Aileron(エルロン) フロステル 3WAY冷蔵庫 DC12Vで稼働
商品詳細
今日まで、ネットショップからのメール、mixiのコミュニティ、そしてこのブログをご覧になったという方から、様々なお問い合せをいただいていますが、最も多かったものがDC12Vでの稼働についてです。
同じ方式のRC1602EGCのレビューでは、DC12Vで動作させた時に幾つかの不具合(気になる点)が挙げられています。
消費電力が大きい
プラグが火傷するくらい熱くなった
エンジンパワーが落ちたり、不安定な状態になった。
などです。
消費電力が大きいのは、この形式全てのモデルに共通して言えることで、3W-42Gも例外ではありません。
また、ガスやAC100稼働と大きく異なるのは、DC12Vで稼働させると強制冷却ファンが常時回るということです。いたって小さい音なので気にならない範囲なのですが、AC100に比べるとこの分余計に電力を消費します。
その辺りに注意しながら、キャンプ場までの道のりで検証してみます。片道2時間ほど、信号が無くクルージングできる道もあれば、田舎の急斜面もありです。
途中、信州新町にある道の駅で、おろし蕎麦とジンギスカンをいただきます。この道を通り時の楽しみの一つです。
直売場で買い出しもし、概ね50分ほど時間を費やし、この間は3W-42Gの稼働は停止していました。
庫内温度は10℃、真夏日になりスマホでチェックした外気温は31℃、締め切ったハイエースの中にあった割りに庫内温度はあまり上昇していませんでした。
ただし、一旦上がった庫内温度を元に戻す以上に、缶飲料やペットボトルなどを再び冷やすのは、思いの外時間が掛かると思います。試しにウーロン茶を飲んでみましたが、キュンと冷えた状態をキープしており
「一時間程度休憩のために休止しても問題のない範囲内」
とは言えますが、それが何度も続くようですと、基礎体力を奪われた状態のようになり、あまりよろしくありません。
その後目的地が近付いてきたところで、そこから先にお店が全くないという事が解り、コンビニまで戻って飲物など買って再始動、しばらく走ってから時間を見ようとした時、表示されていない事に気が付きました。よくよく見るとシガーソケットを3つに分岐させるアダプターのパイロットランプも消えています。
走行には支障ないので、キャンプ場までとりあえず行き、アクセサリーのFUSE(15A)が飛んでいるのを確認。コンビニで出発する際温度チェックはしていたので、一般道で80kmほど来たろころでコンビニを出発して間もなくの不具合です。
ラジオのFUSE、室内蛍光灯のFUSEを抜いて代替させるも、瞬時に切れてしまいました。
翌朝、ホームセンターとカー用品店をハシゴして、様々なFUSEを購入しました。
先ずは抜いた15AのFUSE3個を戻し、バッテリーから直接配線した10Aのシガーソケットに接続、やはり一瞬で切れてしまいます。
次は15Aに換えてみましたが、今度は全く問題ありません。
念のため昨夜飛んだシガーソケットに差し込んでみるとやはりNG、改めて使えなくなった機器をチェックすると、エンジンスターター/時計/ETC/スマホの充電です。
要するに3W-42Gは10A~15Aの間で稼働しており、それらの機器を合わせると15Aを超えてプッツンするという訳です。
僕自身、アクセサリーのFUSEに何が関連しているのか把握できていませんでした(忘れていました)が、多くの方はそうだと思います。
出先でFUSEが切れても予備がなかったり交換できなかったり、ややもするとその位置すら解らない方も多いと思います。
3W-42GやEC1602EGCを使う際は、単独で接続し15A確保する必要があると思っていただくのが間違い無く、出来ればバッテリーから単独で配線されるのが懸命です。致し方ない場合はFUSEの位置確認と呼びFUSEの準備をお忘れなく!
htp://www.amon.co.jp/products2/detail.php?product_code=1245
バッテリーからの単独配線は、エーモンの1245あたりを使えば、エンジン停止時に自動的に供給を止め、バッテリー上がりを防ぐことができます。
DCプラグの温度も時折チェックしてみましたが、2時間弱ほど走った段階では結構熱くなっていましました。
RC1602EGCのレビューにあるような、触れない(ヤケドするほど熱かった)というほどでは無く、ましてプラグが溶ける様子などありませんでした。しかし、消費電力が大きい機器を長時間稼働させ続けると、プラグが溶けたり配線を損じてしまうのは少なくありません。条件や個体差などもありますので、連続稼働時は注意してお使いください。
公表されている消費電力は90wになっていますが、これをDC12Vに換算すると90(w)÷12(v)=7.5Aです。10Aが飛ぶのは不思議に思われるかもしれませんが、上記の通りDC12Vで稼働させると強制冷却ファンが回ります。AC/DC両用機なので他にも変換などでの損失もあることでしょう。
多くの方がRC1602EGCに関する情報をブログ等で書かれているように、DC12Vでの稼働はガスやAC100に比べてリスキーな要素が多く、もとより3W-42GやEC1602EGCはガスで稼働させられるといのを最大のウリにしているので、DC12Vでの稼働を度外視し、長距離運転時は補助的に保冷剤を入れたり、ペットボトル飲料を凍らせて補助したりという方も少なくありません。
しかし、長距離運転でキャンプの目的地へ行ったり、スポーツの遠征でという方は、DC12Vでの稼働も期待したくなのも道理ですから、できるだけリスクが少ない稼働を模索しながら、様々な検証ができればと思っています。今回のテストで一区切れなので、追々ということになりますけれど。
もう一点大事な事があります
HIACE-WAGONのオルタネーターは80Aで、乗用車の多くは60~80Aです。
普段乗ることが多いHIACE-VANも80A、CLIPPERは70A、連れが乗っているR2は55Aです。
70Aでしたら心配ありませんが、R2の55Ahは少々心細く、軽自動車の中には50Aという物もあるようです。オルタネーターは動力とベルトで繋がって発電をするもの、ダイナモという方もいらっしゃいますが、自転車のライトに使われている物の車版だとお考えください。
これが小さい=発電量が少ないと、EC1602EGCや3W-42Gの消費電力に追いつかず、バッテリーに蓄電された分まで食いつぶしたり、不具合が出る場合があります。ご自分が乗っている車のオルタネーターの能力を先ず把握しておいてください。
そして
休憩後のエンジン始動が悪い(セルの回りが悪い)
ヘッドライトが暗かったり、アクセルを踏み込むと明るくなる。
ホーンの音が弱々しい
ウインカーの点滅が遅くなった
など、一般的なバッテリー上がりの時に呈するような症状が出たら、冷蔵庫の使用を中止するようにしてください。さもないとバッテリーが上がって往生してしまう事になりかねません。充分ご注意ください。
以上を纏め細くしますと
(1) お車のオルタネーター能力を確認→80Aならばエアコンをガンガン使っても問題ありませんでしたが、それ以下の場合は数字が小さくなるほど注意が必要です。
(2) シガーソケットからは単独で使用してください。
(3) シガーソケットのFUSE位置を予め確認し、予備のFUSEを必ず準備しておいてください。
(4) 出来ればバッテリーから直接配線し、単独で15A確保してください。
(5) バッテリー上がりの症状が出たら直ちにDC12Vでの使用を中止してください。
(6) プラグや配線が熱くなっていないか注意してください。
(7) 渋滞等でアイドリングや低速走行が続き、充分な発電量が確保できない事が見込まれる場合は、バッテリー上がりに充分気を付けるか、保冷を補助する方法を講じて稼働を控えてください。
です。
今日まで、ネットショップからのメール、mixiのコミュニティ、そしてこのブログをご覧になったという方から、様々なお問い合せをいただいていますが、最も多かったものがDC12Vでの稼働についてです。
同じ方式のRC1602EGCのレビューでは、DC12Vで動作させた時に幾つかの不具合(気になる点)が挙げられています。
消費電力が大きい
プラグが火傷するくらい熱くなった
エンジンパワーが落ちたり、不安定な状態になった。
などです。
消費電力が大きいのは、この形式全てのモデルに共通して言えることで、3W-42Gも例外ではありません。
また、ガスやAC100稼働と大きく異なるのは、DC12Vで稼働させると強制冷却ファンが常時回るということです。いたって小さい音なので気にならない範囲なのですが、AC100に比べるとこの分余計に電力を消費します。
その辺りに注意しながら、キャンプ場までの道のりで検証してみます。片道2時間ほど、信号が無くクルージングできる道もあれば、田舎の急斜面もありです。
途中、信州新町にある道の駅で、おろし蕎麦とジンギスカンをいただきます。この道を通り時の楽しみの一つです。
直売場で買い出しもし、概ね50分ほど時間を費やし、この間は3W-42Gの稼働は停止していました。
庫内温度は10℃、真夏日になりスマホでチェックした外気温は31℃、締め切ったハイエースの中にあった割りに庫内温度はあまり上昇していませんでした。
ただし、一旦上がった庫内温度を元に戻す以上に、缶飲料やペットボトルなどを再び冷やすのは、思いの外時間が掛かると思います。試しにウーロン茶を飲んでみましたが、キュンと冷えた状態をキープしており
「一時間程度休憩のために休止しても問題のない範囲内」
とは言えますが、それが何度も続くようですと、基礎体力を奪われた状態のようになり、あまりよろしくありません。
その後目的地が近付いてきたところで、そこから先にお店が全くないという事が解り、コンビニまで戻って飲物など買って再始動、しばらく走ってから時間を見ようとした時、表示されていない事に気が付きました。よくよく見るとシガーソケットを3つに分岐させるアダプターのパイロットランプも消えています。
走行には支障ないので、キャンプ場までとりあえず行き、アクセサリーのFUSE(15A)が飛んでいるのを確認。コンビニで出発する際温度チェックはしていたので、一般道で80kmほど来たろころでコンビニを出発して間もなくの不具合です。
ラジオのFUSE、室内蛍光灯のFUSEを抜いて代替させるも、瞬時に切れてしまいました。
翌朝、ホームセンターとカー用品店をハシゴして、様々なFUSEを購入しました。
先ずは抜いた15AのFUSE3個を戻し、バッテリーから直接配線した10Aのシガーソケットに接続、やはり一瞬で切れてしまいます。
次は15Aに換えてみましたが、今度は全く問題ありません。
念のため昨夜飛んだシガーソケットに差し込んでみるとやはりNG、改めて使えなくなった機器をチェックすると、エンジンスターター/時計/ETC/スマホの充電です。
要するに3W-42Gは10A~15Aの間で稼働しており、それらの機器を合わせると15Aを超えてプッツンするという訳です。
僕自身、アクセサリーのFUSEに何が関連しているのか把握できていませんでした(忘れていました)が、多くの方はそうだと思います。
出先でFUSEが切れても予備がなかったり交換できなかったり、ややもするとその位置すら解らない方も多いと思います。
3W-42GやEC1602EGCを使う際は、単独で接続し15A確保する必要があると思っていただくのが間違い無く、出来ればバッテリーから単独で配線されるのが懸命です。致し方ない場合はFUSEの位置確認と呼びFUSEの準備をお忘れなく!
htp://www.amon.co.jp/products2/detail.php?product_code=1245
バッテリーからの単独配線は、エーモンの1245あたりを使えば、エンジン停止時に自動的に供給を止め、バッテリー上がりを防ぐことができます。
DCプラグの温度も時折チェックしてみましたが、2時間弱ほど走った段階では結構熱くなっていましました。
RC1602EGCのレビューにあるような、触れない(ヤケドするほど熱かった)というほどでは無く、ましてプラグが溶ける様子などありませんでした。しかし、消費電力が大きい機器を長時間稼働させ続けると、プラグが溶けたり配線を損じてしまうのは少なくありません。条件や個体差などもありますので、連続稼働時は注意してお使いください。
公表されている消費電力は90wになっていますが、これをDC12Vに換算すると90(w)÷12(v)=7.5Aです。10Aが飛ぶのは不思議に思われるかもしれませんが、上記の通りDC12Vで稼働させると強制冷却ファンが回ります。AC/DC両用機なので他にも変換などでの損失もあることでしょう。
多くの方がRC1602EGCに関する情報をブログ等で書かれているように、DC12Vでの稼働はガスやAC100に比べてリスキーな要素が多く、もとより3W-42GやEC1602EGCはガスで稼働させられるといのを最大のウリにしているので、DC12Vでの稼働を度外視し、長距離運転時は補助的に保冷剤を入れたり、ペットボトル飲料を凍らせて補助したりという方も少なくありません。
しかし、長距離運転でキャンプの目的地へ行ったり、スポーツの遠征でという方は、DC12Vでの稼働も期待したくなのも道理ですから、できるだけリスクが少ない稼働を模索しながら、様々な検証ができればと思っています。今回のテストで一区切れなので、追々ということになりますけれど。
もう一点大事な事があります
HIACE-WAGONのオルタネーターは80Aで、乗用車の多くは60~80Aです。
普段乗ることが多いHIACE-VANも80A、CLIPPERは70A、連れが乗っているR2は55Aです。
70Aでしたら心配ありませんが、R2の55Ahは少々心細く、軽自動車の中には50Aという物もあるようです。オルタネーターは動力とベルトで繋がって発電をするもの、ダイナモという方もいらっしゃいますが、自転車のライトに使われている物の車版だとお考えください。
これが小さい=発電量が少ないと、EC1602EGCや3W-42Gの消費電力に追いつかず、バッテリーに蓄電された分まで食いつぶしたり、不具合が出る場合があります。ご自分が乗っている車のオルタネーターの能力を先ず把握しておいてください。
そして
休憩後のエンジン始動が悪い(セルの回りが悪い)
ヘッドライトが暗かったり、アクセルを踏み込むと明るくなる。
ホーンの音が弱々しい
ウインカーの点滅が遅くなった
など、一般的なバッテリー上がりの時に呈するような症状が出たら、冷蔵庫の使用を中止するようにしてください。さもないとバッテリーが上がって往生してしまう事になりかねません。充分ご注意ください。
以上を纏め細くしますと
(1) お車のオルタネーター能力を確認→80Aならばエアコンをガンガン使っても問題ありませんでしたが、それ以下の場合は数字が小さくなるほど注意が必要です。
(2) シガーソケットからは単独で使用してください。
(3) シガーソケットのFUSE位置を予め確認し、予備のFUSEを必ず準備しておいてください。
(4) 出来ればバッテリーから直接配線し、単独で15A確保してください。
(5) バッテリー上がりの症状が出たら直ちにDC12Vでの使用を中止してください。
(6) プラグや配線が熱くなっていないか注意してください。
(7) 渋滞等でアイドリングや低速走行が続き、充分な発電量が確保できない事が見込まれる場合は、バッテリー上がりに充分気を付けるか、保冷を補助する方法を講じて稼働を控えてください。
です。
Posted by 電脳職人 at 20:24│Comments(0)
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