防塵マスク 新調とゴム紐交換

電脳職人

2024年11月20日 07:30


サンドブラストで使う防塵マスクを新調しました

身近になったサンドブラスターですが、集塵環境という点では足踏みをしているような状況です。

17年前に電脳工房で集塵器をリリースした時は、ようやく機材が一般の方の目に触れるようになったかなという状況だったのですが、粉塵に対する注意喚起が無く、導入されていたバイクや車のショップでは十分な集塵ができず不衛生な状態というところもザラでした。

ステンドグラスやサンドブラスト工房では、大枚を叩いて機材一式を購入させられ、そのセットの中に含まれてていたという方も沢山いらっしゃいましたが、導入すればそのエリアのオーダーが入った時に斡旋するという巧みな言葉で、当時500万円ほどの投資をしたという方も身近にいらっしゃいますが、仕事が入って来ないどころかやがて集塵器のフィルターも含む消耗品の入手も出来なくなったという状況でした。

自身で機材を揃えていった方たちの中にも、比較的リーズナブルな物でも25万円前後していた集塵器の購入を躊躇っていた方がいらっしゃり、掃除機を直結して使ったりマスクだけで作業されていた方も。

これではイカンと、桁を一個減らした物を!と連日連夜テストと試作を繰り返し、色々な方のお力添えもいただき完成したのが、現在販売している集塵器の初期モデルです。

群馬県の自称専門店の街の発明家は、目に付いた器具や利益が出そうな物を、さも優れているような朝令暮改の売り文句で手を変え品を変え販売し、最後は掃除機だけで充分と言ってのけるデタラメさですが、少し本腰を入れてサンドブラストしてみるというレベルでも、掃除機では集塵が到底追い付きませんので、製造・販売しているけれど自身では実務で使い込み検証していないことをが判ります。

弊社集塵器は、掃除機・集塵掃除機・フィルター式集塵器とサンドブラストキャビネットの中間装置として、より多くの粉塵を回収し、より簡単に処分できるよう開発しご好評をいただいています。最終的にはフィルター式の器具が必要になりますが、そのメンテナンス頻度を劇的に減らしていただくことができるという考え方です。

ご好評をいただいている集塵器ですが、作動させサンドブラストを行っている間は、防塵マスクが不要なほど快適な環境を得られるものの、ドアや窓を開けてワークを出し入れしたり、メディアを補充する際などはどうしても粉塵やメディアが漂ってしまいます。

これは全ての集塵器で共通することなのですが、より衛生的で安全な環境を得ていただくため、防塵マスクは常時装着して作業することが肝心です。
サージカルマスクのような簡易な物ではなく、しっかりした防塵マスクの方が呼吸し易く、眼鏡もほとんど曇らないので作業効率が上がり、外気がダイレクトに入ってくることもありません。


そんな訳で、画像のような少し大げさに見えるマスクを装着するのですが、新型コロナウイルスが蔓延した時に何故かフィルターが入手困難になったなんて事があったり、廃番になってしまうこともあるので、複数メーカーを準備しフィルターを始めとする消耗品は少し多めにストックしています。


今回新調したのも、画像左側の防塵マスクがどうやら廃盤になってしまったからで、フィルターは十分買い置きがあり、ゴム紐は他メーカーの物を流用すれば当分は大丈夫なのですが、転ばぬ先の杖で念のための購入です。


画像右側のマスクは、少しお高めのメインフィルターのほかに、リーズナブルで頻繁に交換しても懐に優しいプレフィルターも準備されていて、防塵性能も良好なので使用頻度が高めの傾向にあり、ゴムバンドも年に数回は交換しなければなりません。


使えてしまうのでズルズル使い続けてしまう事が多いので、この機会にゴムバンドの交換を行いました。こうして並べてみると、随分ヤレてしまっていますね。

防塵マスクはどんな物を使えば良いですか?というご質問を結構いただきますので、電脳工房で使っているマスクを紹介いたしましたが、ゴムバンドやフィルターが入手し易く、ロングセラー商品が長くお使いいただくことが出来ると思います。

また、様々な規格がありますので商品説明をしっかりご覧いただき、最低でもRL1出来ればRL2規格の物をお使いください。

ちなみに、間もなくやってくる大掃除ですが、このての防塵マスクをぜひ使ってみてください。サージカルマスクより格段に良い使用感で、快適に掃除が進むこと請け合いです。

電脳工房へお越しくださっての試用も歓迎しますし、発注タイミングのついででよろしければ商品の手配も承ります。




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