今日は伐採木の配布があったので出掛けてきました
河川敷に生えた木を伐採し、幾つかのエリアで配布をしているのですが、年に一度それをいただく事が出来ます。
地域によってはダムの流木も配布している所があるようです。
アカシアなどの広葉樹が多く
火持ちが良く癖がない香りで良く燃えてくれます
昨年はのんびり出掛けていったら、曲がったり節だらけの物が多く、選っていたら大した量では無かったので、今年は張り切って行ったのですが、車から降ろして積み上げてみると、一見沢山のように見えるのですが、全体的に太いので隙間が多く、比較すると昨年とあまり変わらない気がします。
結局のところ、私が頑張れる範囲というのは、多少の気合い程度ではどうにもならないようです。
このようにして配布される薪材は、そのまま薪にする事ができません。
伐採木を下ろした後のブルーシートには、こんな具合に砂が落ちています。
樹皮にも付着したり食い込んでいますので、その状態でチェンソーを使うと直ぐに切れなくなってしまうのです。
これは昨年いただいた物です
雨ざらしにしてアクを抜き砂を落としたのですが、思いの外しっかり乾いているので、定尺にカットすれば直ぐ使えそうです。
Wood Candle(木こりのロウソク)用にと思っていた少し太めの木は、西向きの火が強い所に置いてあったので、風雨に晒される事はあってもしっかり乾いている様子です。
配布を受けた薪なので、これをお客さんにという訳にはいきません。
プライベートのキャンプで使ったり、アウトドア倶楽部 nature のイベントで盛大に使っていただいたり、キャンプのついでに訪れて下さる方に進呈しています。
積み上げていると購入をという方ももちろんいらっしゃいますので、販売専用の薪も年に何度か準備します。
残念ながら信州・松本周辺の山は針葉樹だらけなのですけれど。
森林組合へ出向き
カラマツ・アカマツなどの間伐材を分けていただきます
杭などに加工した端材が多いので手頃な太さと長さ
伐採木比べて扱いは遙かに良いです。
昨年までは軽トラに軽く盛って2,000円でした
車で30分ほどの所に無料のキャンプ場があるので
キャンプ&薪作りオフなんてものを企画することもあります
定尺にカットするとこんな感じです
チェンソーではなくテーブルソーでカットできるので少しは楽ですが
薪作りの作業をすると皆さんきっとこう思うことでしょう
買った方が絶対に良い!
それでもとっても楽しいんです
自分で作った薪は焚き火自体の楽しさも倍増します
針葉樹は直ぐに燃えてしまうと良く言われますが
火力が強いので広葉樹の焚き付けとしては最適です
くすぶっていても直ぐに回復する事もできるので
焚き火を囲んでゆったり過ごす時などは
針葉樹も捨てた物ではありません
薪は「束あたりの火保ち」で比較することが多いのですが
「重さ」の方が見当が付けやすいです
成長が早いので軽く密度が低い針葉樹は、広葉樹と比較すると束あたりの重量はぐっと軽くなり、確かに燃え尽きるのも早いのですが、それぞれ10kgずつ持っていくと使い終わるのは概ね同じくらいです。
針葉樹の方が燃えやすいので、ついつい盛大に炎を上げてしまったりするので、それを自制するのが前提ですけれど。
定尺でカットした際に出る端材も無駄にしません
そこそこの長さがある物は、タガで纏めるのは面倒なのでコンテナへ詰め込み、イベントに差し入れたりフィールドテスト時に使います。
もっと短い物は8cm前後にカットしてチビ薪にします
Kelly Kettleやsolo-stoveをお買い求めくださったお客さまに、ご希望があれば進呈しているのですけれど、時期によってはどんどん溜まってしまうので、ネイチャーストーブやKelly Kettleだけを使うキャンプをし、せっせと使ったりします。
重装備のグルキャンをはじめ、色々なスタイルでキャンプをしますが、そんなキャンプが一番落ち着く気がします。
馬羅尾高原キャンプ場や、蛇石キャンプ場がとっても恋しくなってきました。
さて、プライベート用の薪は準備できたので次は販売用です。例年は4月頃から準備を梶メルのですが、昨年盗難に遭ってごっそり持って行かれてしまったので、例年に比べて少し少なめなので前倒しして準備しようと思います。
またチビ薪用の小さく短い間伐材の玉切りが沢山出ますので、欲しい方は(事前確認のうえ)どうぞ持っていってください。このサイズになると手斧や鉈で簡単に割れるので、お子さんのブッシュクラフト入門としても最適です。
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