川や湧き水から飲料水を調達 Part.3 SAWYER(ソーヤー) スクィーズフィルターの使い方
週末は、地区の行事と抱き合わせで家回りのことをやろうとおもっていたのですが、あてにしていた雨水貯留タンクが届かず、予定がすっかり狂ってしまったので、震災以来浄水フィルターに興味を持っている知人の誘いに乗り、本栖湖まで行きとんぼ返りをしてくることにしました。
最近、野良作業をしては節々が痛くなるという週末ばかりだったので、ちょっと慌ただしいくらいの週末が恋しくなっていたのですが、気心知れた友人なので、何かあってもどうにかなるという安心感に加え、引っ越しのガタガタで道具の整理もままならず、あれが無いこれが無いばかり。帰ってきたらこの所の疲れも重なり、草臥れを起こしてバタンキュー。気持ちの上ではかなりリフレッシュできたのですが、体が追いつかないので遊び方も工夫しなければならないようです。
コンパクトなタープで済ませようと思ったのですが、花粉に加え毛虫が頑張ってくれちゃったので、なかなか張れなかった大きめのタープを張ることにしました。
snowpeakの従来色、濃いベージュに比べるとカーキ色に寄っていますが、普通に使っている分には良い感じの濃いアイボリー、2家族分の道具やクーラーボックスが全てタープ下に納められ、実に案配が良いサイズです。
一息ついたところで、お待ちかねの浄水フィルターのテストを始めました。
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今回使ったのは、
SAWYER(ソーヤー) スクイーズフィルター SP131。
前回も書きました通り、SP129との違いはパウチのサイズや枚数が違うのと、クリーニングカップリングという物が追加されている点で、浄水フィルター本体は同一です。
画像中程の左寄りにある青いリングが追加されているパーツで、簡単に言うと長めのペットボトル用キャップの両端が切れた物です。
これが全モデル共通の基本的な接続方法です。
付属のパウチやペットボトルほか、口が合うものでしたら何でも接続できます。
震災時の給水にペットボトルを持っていった方は、なかなか水が入っていかず、ポリタンクやジャグを使った方は、満水になったタンクを運ぶのも大層苦労されたようで、簡易的に買い物かごやダンボールに大きなビニール袋を入れ、タンクの代わりにという知恵も広まりましたがも、今回、湖から水を汲むときなども同じような不便さを感じ、水が入れ易く、満水になっても女性やお子さんでも運べ、適度な容量があるスパウトバッグを、改めて見直すこととなりました。
フィルターの出口を閉じた状態
引っ張ると水が出てきます。
2Lのパウチ満タンに水道水を入れ、初使用だからというより待ちきれず、出始めるまで圧迫した後、ネットを使ってぶら下げた状態です。
思っていたよりスムースに浄水されていきますので、非常時の水確保もスムースにいきそうです。
SP131付属のクリーニングカップリングは、このようにパウチ同士を繋げることができ、付属のネットで浄水前のパウチを吊り下げれば、放って置いても浄水しもう一方のパウチに水が溜まっていきます。
使用後やフィルターが汚れて水流が弱くなった際は、添付の注射器(針無し)に清水を入れ、逆流させて洗浄します。
フィルターの強度があるのでこのような洗浄が出来、フィルターを交換せずに大量の水を浄水することができるのが、スクイーズフィルターの特徴です。
並行輸入品のレビューに、口が合わないといった物を散見しますが、正規品はカッチリ填るという感じではないものの、無難に洗浄することができます。
SP131付属のクリーニングカップリングを使えば、パウチ同士を繋げられるだけでなく、洗浄時に注射器を使わず、パウチやペットボトルを使って作業することができます。
注射器を持ち歩かなくて良いばかりでなく、汚れが甚だしい水を浄水した際は、注射器での一度や二度のクリーニング作業では追いつかず、後述の実験時は5~6回繰り返すことになりましたので、容量が大きいパウチで洗浄できるととても楽です。
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