炭のはなし (01) 良い炭取り扱っています
炭と言いましても様々な種類があり、特性や香りなど実に個性的です。
普通に入手できる物はホームセンターに並べられたマングローブ炭くらいで、少し拘る方がお米屋さんで岩手切炭や備長炭をお買い求めになるという感じだったのですが、スーパーが増えていき車で移動するのが普通になっていくにつれ、お米屋さんが減っていきマングローブ炭全盛期へと突入していきました。
時が経つにつれて、TVの特集などでウバメガシの備長炭や岩手切炭が取り上げられることが増えたり、除湿(吸湿)・消臭効果に着目されたりして徐々に種類が増えていったのですが、中には何だこれは?という商品も目にするようになりました。
「備長炭」がその最たる例で、チクワブのような形をした成型炭まで備長炭を名乗る始末です。
備長炭というものは、
備中屋
長左衛門という紀伊国田辺の商人が作り始めた
炭、その名前を略して備長炭と呼ぶようになり、本来はその時使っていたウバメガシと製法で作られた物であり、原料の代替はまだしも練って固めた炭を備長炭と称するのは誤認の元、大げさに言えば文化を毀損させるような事で、パッケージを見るたびムズムズしてきました。
そんなことが色々ありますので、炭について少し詳しく説明していきますが、先ずは岩手切炭の話しからスタートさせたいと思います。
電脳工房では様々な炭をペール缶へ入れ、kg単位の量り売りのようなことをしています。
最近twitterを中心に話題になることが多い北海道の鶴居木炭も、現地での販売を除くと実質通販のみなので電脳工房での取り扱いは無いのですが、自身の好奇心と勉強も兼ねて取り寄せ、興味がある方に小分けしてきました。
その中で、最も評判が良かったのがこの
岩手切炭。パッケージをご覧になり、見たことがあるという方もいらっしゃると思います。
マングローブの炭のように煙や炎が上がり難く、独特な酸っぱい臭いも無く、香りまでもがご馳走だと思えるような良い炭です。
ところが、この岩手切炭も一括りにできない点がありまして、次回はそのあたりを細かく解説したいと思います。
直ぐにでもお使いになってみたい方は
こちら からお求めください。
運送でのお届けは、最大4個まで同梱できます(炭以外の同梱はできません)。
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