TR-210 Trangia メスティン製作 釧路・マルス住友燃料店さん

電脳職人

2021年09月01日 19:00



「頑固一徹」こだわりの炭を製造・販売されている、釧路のマルス住友燃料店さん。

オリジナル・アイテムの製作も、本家本元のTrangia(トランギア)指定の本物志向です。

(大変お待たせいたしました)

様々なメーカーから類似品がリリースされ、私も製品評価用に幾つか買い求めましたが、結局お蔵入りしてしまい使っているのはTrangia製品で、同じようにスキレットもLODGE製品一択です。

ストームクッカーから始まったTrangia製品の愛用は、ブランドがどうのこうのというよりも、最初に着眼し取り上げた「元祖」への敬意もあります。
そして、もう少し広い目で見ると、Trangia製品が少しでも多く取り扱われれば、国内正規代理店(イワタニ・プリムス社)の対Trangia社への影響力も強くなり、製品への要望や限定商品のリリースなど、様々なメリットがあるという考えからです。

ピコグリルの模倣品をパチグリル、UNIFLAMEのファイアグリルの模倣品をパチフレームなどと称し、同じような物が安く手に入るとSNSやブログで得意げに話す方たちに、眉を顰めるのも同じ理由からです。

これらは全て「文化」でもあり、売れるのが判っていて似たような物を製造・販売すれば、低コストで利益を得られるのは当たり前のことですが、開発者のモチベーションや実直に製造しているメーカーの基礎体力を奪い、やがては文化の衰退を招いてしまいます。

メスティンに限らず、単純に安い物に手を出さず、実直なメーカーを応援するとか、日本の文化を守るとか、ちょっとだけそんな気持ちを持つと、一層愛着が湧き、使っていても何だか気分が良いです。

マルス住友燃料店さんの「ツルイ木炭」についても同じことが言えます。

ホームセンターなどに並んでいる廉価なマングローブ炭は、手軽に買い求めることができ、安くて一見良いように思えますが、上質な炭と比べると雲泥の差です。

マルス住友燃料店さんのツルイ木炭
谷地林業さんの岩手切炭

折をみて、深く掘り下げて、国産のこれらの炭の魅力もお伝えできればと思っています。


あなたにおススメの記事
関連記事