こういう機会ですので、沢山の方がやっていらっしゃる、脚部へのシリコンホース装着について紹介します。使用していると熱くなる部位ですので、安全面を考慮すると情報発信は多ければ多いほど良いと思いますし、実際にそれを受けての商品化だと思いますので。
先ず用意するのは内径4mmのシリコンホース。
透明は資材店やホームセンターでも入手できますが、色物は車関係の販売店で、バキュームホースという名称で売られていたりします。
今回、SOTOがリリースした
レギュレーターストーブ専用 アシストセット ST-3104CS は9cmですが、太い部分と細い部分がある製品に対し、全て同じ太さになるので反発なども考慮し10cmでカットしました。
10cmの方や15cmの方など長さは様々ですが、メーカーは幾度となく検証し、無難さ寸法で製品化していることでしょうから、10cm前後というのは間違いのない長さと言え、素直にそれに従うことにしました。
ホースやチューブという物は、カッターやハサミではなかなか綺麗に切れません。仕事柄ホースカッターを常用していますので、それを使ってカットしました。
廉価な工具なのですが、一般家庭にはあまり無いと思いますので、紙を切る押し切りの動作に準えてカットします。押し切りというのは刃の向こう側が固定されていて、手前の握りを掴んで押し下げ、複数枚の紙を一気に切る道具です。
カッターの刃を台と並行に下ろすのではなく、刃の先を台に当ててそこを支点とし、押し切りのように手間ををぐっと押し込むと、比較的綺麗に切れます。
ホースカッターを使うと、切り口はこんな感じです。
僅かに筋が入ったり斜めになったりしますが、カッターやハサミで切るより、断然綺麗で安定したカットができます。
4本切りそろえましたが、そこそこ神経を使ったのに、1mm程度のバラツキが出てしまいました。ホース自体に癖もありますし伸縮もしますので致し方ないです。
脚部に通す際は、比較的スムースに行えますので、ホース内部に中性洗剤(台所用洗剤)を注入する必要はありません。むしろそうするとヌルヌル感が残ってしまいますので、ティッシュペーパーなどに僅かに染み込ませ、脚部を拭く程度で充分です。
装着すると、この方向でないとスムースに入ってくれません。
アシストセットにポーチが付いたのも、もしかしたらアシストグリップを装着すると、標準で付属してくるこのケースに納まりにくくなってしまうからかな?という気もしています。
ヤケド防止や滑り止めといった実用面だけでなく、ぐっと雰囲気が変わりました。
さてこのシリコンホース、1m単位で販売されている事が多いのですが、多くの方が半分以上を持て余し、さて何に使おうかと思ったまま大抵はお蔵入りしているようです。
もののついでに10cm×4本をセットにし、
電脳工房ネットショップにも並べておきました。僅かですが懐に優しくなっていると思いますので、よろしかったらご利用ください。複数点やアシストレバー ST-3104の同梱なども承りますし、ご希望とあれば定形外やクリックポスト等、出来るだけ送料のご負担が少なくなるよう発送しますので、お気軽に申しつけください。
可能な限り綺麗で正確にカットしていますが、お気に召さないときはDIYで切り口を整えてください。純正品より1cmほど長いので、その程度の加工でしたら何ら問題無いと思います。
もののついでという表現をしていますが、お客さまのお役に立てればと思って企画したものですので、ニーズがあれば継続しますが、動きがなければ今回のロット限りで終了します。言い方を変えれば商品というより融通となります。
好意的にご理解いただけると思いますが念のため、あまり使いたくない言葉なのですが、自己責任でお使いください。シリコンホースを使っても熱くなることもありますし、状況によってはシリコンホース自体が焦げたり融けたりすることもあるかもしれません。
シリコンは熱に強い素材ですが、私自身ディープクッカーの取っ手に巻かれたシリコンが焦げてしまった経験があり、購入後間もないそれを見て、シリコンへの過信を大いに悔やんだことを、今でも時折思い出します。
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