笹川流れ わかめ漁

電脳職人

2014年05月07日 19:15

カヤックNG

釣りNG

3日目の朝は海が少し穏やかになり、目を覚ましたのがちょうど朝まずめの頃だったので、ひとつ釣りでもしようかと思ったのだけれど、仕掛けを準備している間にじっちゃんが入れ替わり立ち替わり浜に来てはウロウロ。




皆が竿を片手に、海に少し入っては先端を突っ込み、陸まで後ずさりしては何やらずるずると引きずり、先に付いた物を選って袋に入れています。




竿の先端にはハンガーを曲げたような物が錨状に取り付けられています。

声を掛けると、雌株が付いている物が美味しく、さっと湯がいて細かく刻んで食べろだとか、海が荒れたので岩に貼り付いていた物が剥がれたとか、色々教えてくれました。

そのうちに、犬の散歩をしながらわかめ採りをするおばぁちゃんがやってきました。初日に設営OKの許可をくださった(笑)方です。

わかめが上がっているから早く採りんしゃい

魚を釣るのは良いけれどアワビやサザエはダメ(自分で食べる分くらいは黙認してくださっているそうですが…)、海藻の類は結構な値段で並んでいるのだけれど採って良いのか悪いのか。

そんな風に思っていたのですが、おばぁちゃんがGOサインを出してくれました!




こんな具合に拾っては




ものの10分でレジ袋が一杯に




本当に、これでもか!ってくらい打ち上げられてきます。

まだ冷たい海に裸足で入り、わかめやもずくを霧中で追いかけました。




以前、能登島の馴染みの民宿で、採れたてのわかめだと言って味噌汁で出して貰ったとき、信州で食べられるわかめと大違いの風味や食感に、いたく感動していた連れが喜ぶだろうと、夢中になって採りまくりました。

一体どれだけ採ってくるの~
大笑いされましたけどね。 ^^;

釣りに勤しんでいたお隣さんと、同じく親子で釣りに出かけてしまい、ぽつんと取り残された昨晩設営のご家族の奥さんにお裾分けをし、具沢山の味噌汁と、雌株のタタキ(わさび醤油)をいただきました。




美味しい、本当に美味しい!

こういう体験って本当に楽しいですね。


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