FFヒーター設置(HIACE) 本体設置

電脳職人

2023年10月13日 19:00

ポータブル電源での運用が先行しましたが、今回から設置についてのレポートをします。

電脳工房のHIACEはいまだに100系なのですが、一世を風靡した3.0L DIESEL TURBO、KZH-106と言った方が通りが良いかもしれません。

四駆に加えて抜群のトルクと動力性能。きっと潰れるまで乗れると思いますが、今まで起きた大きな故障といえば、昨年パワステホースが断裂して修理費が10万円ほど掛かった程度、本当によく働いてくれています。

元々は3列シート/乗車定員8名のワゴン車だったのですが、経年車輛なので車検は毎年受けた方が無難だろうと考え、税金と車検費用を天秤にかけたのですが、安全・安心を考えると許容できる範囲だったので、サードシートを外して2列シート/乗車定員5名の4ナンバーにしました。

ですので、通常のワゴンではあまり参考にならないかもしれませんが、バンでも乗り降りが多い車ですとこのような設置場所もアリかな?と思い投稿します。

バンは左右にスライドドアがあるので、片方のステップ部分へ設置するのが定番ですし、簡単に設置することができます。
ステップ部分ですので、中での行動や車中泊などでも障害にない難く、むき出しのままでも特段問題になることは無いでしょう。


(元)ワゴン車はスライドドアが片方にしか無いのでその手が使えません。

タイヤハウス後部に、ここはどうですか?と言わんばかりの窪みが有り、シンデレラフィットか!?なんてときめいたのですが…


吸気側がこれではファンに負荷が掛かりそうです


高床にしてタイヤハウスの上へ温風が出るダクトを設置することも考えたのですが、高さ約25cmのデッドスペースが出来るのが嫌だったので、思い切って内装をカットしました。経年車輛の強みですね。^^;


後部の突起内部には、サードシートで使っていたシートベルトのリールが入っていたので、撤去したら十分なスペースが出来ました。


一般家庭にファンヒーターを設置する時は、窓付近などより寒い所へというのがセオリーですし、温風が出るダクトも理想的な位置になるので、バックドア側へ吸気を持って行こうと思ったのですが、給油口からタンクまで通っているパイプのガードに掛かってしまうので断念し、吸気を前方へ持って行きました。

穴が開いていない白い丸がそこで、細いドリルで確認したら、ちょうど取付部分に返しが掛かってしまうことが判り…


久しぶりに車の下へ潜って仰向けに。五十肩にはとても厳しい作業でした。

左のうっすら見える黒い部分がガードです。

スペースが狭いので、どこへ何を配置すれば良いのか迷いながらの設置となったのですが、苦戦した最大の理由は付属していたホースバンドの質の低さと言えます。
ようやく位置が決まり狭いスペースへドライバーを入れ、ホースバンドを回そうとしてもガタピシで回りにくかったり最後がきちんと締められなかったり。

矯正しながら何とかしましたが、このてのDIYに不慣れな方は、ホースバンドは質が良い物を準備しておいた方が良いと思います。

それから、燃料ホースなのですが、接続部分は太めのゴムホースを使い、取り回しは細いチューブを使うよう設計されているのですが、これがどうにも心許無いうえ、上記の出来が悪いホースバンドの使用箇所が増えるという最悪な状況です。

そうと解っていたら私も最初からきちんとしたホースを準備しておいたのですが、設置を急いだので今回はそのまま付属していた物を使いました。

折を見てこれは交換しようと思っているのですが、ご予算がある方は最初から適したホースをお使いになった方が良いと思います。


排気(マフラー)は燃料パイプのガードに接しないよう取り回し、最後尾へ持って行きました。


本体の設置完了です

苦戦したと言いつつ、ここからが長かった…


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