ときには星の下で眠る

商品詳細

これまで、様々な角度から3W-42Gの検証をしてきましたが、絶えず不安を感じていたのが温度計でした。

昔からの管形やバネ式の温度計は、反応こそ鈍いものの精度はそこそこ有ります。

ただし、きちんと製造された物のことであって、バネの固さが毎度違うとか、そもそも0℃が0℃になっていないとか、バネの厚さにムラがあるとか、値段相応の可能性もあり、さほどの精度は必要無いものの、百均で購入してきたこれは信用できずにいました。

それ以上に誤差が有ったのが、庫内の場所による温度の違いです。

概ね同じ場所で計測するようにしてきたのですが、冷却ユニット直近と離れた場所では当然違います。冷気は下がりますから上と下でも違います。食材の有無でも違ってくるかもしれません。

バネ式の場合は反応の遅さが幸いし、扉を開けてメモりをチェックするまでに大きく変わることも無く、(家庭用常設型)冷蔵庫のJIS規格、10℃以下という数値に納まり続けてきたので、結構無頓着できました。

そうは言ってもできればより正確に把握できた方が良いので、デジタル温度計を設置することにしました。今どきは室内外が測定できるタイプでも、送料を含め1,000円でお釣りが来るのですね。



レビューにもありましたが、直近で温度を測定しても、僅かな誤差があります。さほど問題になる程ではなく、時にはピッタリ合う事もありました。



外気を測るセンサーは、電池ボックスの上にあるセンサーを、防水ケースに納めた物なのでしょう。
コードが2mほどあり邪魔だったのですが、基盤では分岐されそれぞれ半田付けされていますので、短絡することができそうです。



そうと決まったらセンサーの位置決め。本体中央底部は結構冷えています。



温度計をフタに取り付け、センサーもフタの裏にと思っていたのですが、この部分は結構温度が高く、外気の影響も受けやすい場所なので止めておきましょう。



冷却ユニットから離れていて、なおかつ発熱部分から最も離れた場所をチェック。



ちょうど中を取ったような数値が出ましたのでここに決定しました。



センサーを固定、配線もきちんとガイドを使ってうっかり引き抜いてしまわないようにしました。疑っていたバネ式温度計も、けっこうなかなか正確な数字を示してくれていたようです。(このときデジタル温度計も、10.2度を示していました。)



INとOUTが逆になってしまいましたが全く問題ありません。これで、フタを開閉せず3W-42G内の温度チェックが出来るので便利になります。